ハリー・ポッターの部屋
ハリー・ポッターの本や映画などの感想ブログ
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「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」字幕版(ネタバレあり)
観覧日:2007年8月10日・渋谷TOEI2にて
「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」の字幕版に初挑戦してきました。
大学時代に英語を専攻していたので、英語自体には、それほど抵抗はありませんでした。
ただ、視力があまりよいほうではないので、長時間 字幕を見るのは厳しいかなあと思いました。
練習がてら、自宅で「アポロ13」のDVDを字幕版で見たところ、ものすごい疲れてしまいました(苦笑)。
作品自体も2時間弱と長いので、見ていて目が疲れてしまうのではないかと、心配していました。
しかし、実際に見てみたら、抱いていた不安が吹き飛びました。
大きなスクリーンのおかげで、とても見やすかったです。
疲れを感じずに、最後まで楽しむことができました。
今回で2回目なので、前回で見間違っていた部分等があることもわかり、頭の中で内容を整理しながら 見ていきました。
最初に感じたことは、大学時代よりリスニング力が落ちたなぁと…。
ある程度は聞き取れましたが、所々 聞き取れない箇所もありました。
字幕を頼りに、見ていきました。
まず、すごいなあと思ったのが、アンブリッジ先生を演じている女優さんの演技。
前回、吹き替え版を見たときも 声の方がとてもよい演技をしていて、いやな先生の雰囲気が漂っていましたが、今日はそれ以上でした。
迫力があり、とてもすばらしかったです。
吹き替え版を見たとき以上に、ものすごくいやな先生になっていました。
こんな先生が実際にいたら、授業は受けたくないですね。
また、ハリーとシリウスの会話場面。
ホグワーツでも孤立状態、そして眠るたびに頻繁に見る悪夢に不安になって、「僕もヴォルデモート卿のように悪に染まってしまうんじゃないか」とシリウスに相談するハリー。
それに対してシリウスは「君は悪人じゃない」と励ますところ(吹き替え版でも似たようなセリフがありました)では、ハリーとシリウスの絆のつながりを改めて感じました。
別れ際にシリウスが、「すべてが終わったら一緒に暮らそう」(吹き替え版でもこのセリフを言っていたと思います)と、ハリーに言葉をかけて この場面は終わりますが、お話の後半でシリウスは亡くなってしまうので、この約束は叶えることができないわけですよね。
それがわかっているだけに、この場面で思わず涙ぐんでしまいました。
スネイプ先生がハリーに教えた、気持ちを抑制する方法は、「閉心術」であることがわかりました。
お話のクライマックスでハリーやハーマイオニーたちが、ヴォルデモート卿及びその仲間と戦う場面は、かなり見間違えていた(思い違いをしていた)箇所がありましたね(苦笑)。
まずハリーが、シリウスが苦しめられているヴィジョンを見て、シリウスを助けようと、ヴィジョンで見た神秘部に乗り込むんですが、このヴィジョン自体が、ヴォルデモート卿がハリーをおびき出すための罠だったことがわかりました。
なので、シリウスは最初から無事だったわけです。
その神秘部内で、自分の予言を記した水晶玉を見つけるハリー。
その水晶玉を渡せと迫る、ルシウス・マルフォイ。
ドラコ・マルフォイのお父さん(ですよね…? 確か)が、ヴォルデモートの一味だったとは思いませんでした。
さらには、シリウスのいとこである、ベラドリックスも襲ってきて 大ピンチに。
それを救うべく、颯爽と登場したシリウスがカッコよかったです。
この場面のシリウスのセリフは、「その子に手を出すな!」と字幕表記が出ていましたが、吹き替え版では「私の息子に手を出すな!」と言っていたような気がします。
彼はハリーの名付け親でもあるので、吹き替え版では、あえてこのような訳にしたのかなあと考えています。
吹き替え版のセリフのほうがインパクトがありました。
シリウスが命を落とす場面、最初に吹き替え版を見たときは、ハリーを守ろうとして(彼のことをかばったように見えたので)、命を落としたように思いましたが、そうではなかったことが、今回の字幕版を見てわかりました。
いとこのベラドリックスに「息絶えよ」と呪文をかけられ、それによって 消滅してしまうというものでした。
この「息絶えよ」という字幕が出た際、息絶えよの文字の上にカタカナで読み仮名のようなものが出ていました。
おそらく、「息絶えよ」の意味を示す、呪文の名称だとは思いますが、それを読みとろうとしたときに字幕が消えてしまったので、カタカナの文字までは判読不可能でした。
死の間際、シリウスが最後にハリーに見せた優しい微笑みに、吹き替え版を見たとき以上に泣いてしまいました。
この後でハリーの体をのっとったのは、デス・イーターではなく、ヴォルデモート卿自身でした。
ハリーが苦しみながらも、閉心術を使い、これに打ち勝ったのが印象に残っています。
ダンブルドア先生と、ヴォルデモート卿との対決シーンは大迫力でした。
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